-何の参考にもならない映画評-
The Door into Summer
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 ★評価別Index : ★★★★★ ★★★★ ★★★☆ ★★★ ★★☆ ★~★★ 


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「青の炎」
2005年 08月 24日 (水) 01:51 | 編集
青の炎 特別版 青の炎 特別版

「青の炎」 ★★★☆

監督:蜷川幸雄
原作:貴志祐介「青の炎
脚本:蜷川幸雄
音楽:東儀秀樹
キャスト:二宮和也、松浦亜弥、鈴木杏、秋吉久美子、中村梅雀、山本寛斎

殺人。これしか選択肢がなかったのか。
青く空っぽの水槽は少年の心の中にぽっかり空いた純粋過ぎる空洞なのだ。

殺人まで追い詰められなければならなかった少年の孤独、危うさ、脆さが青いガラスの映像に重ねられて実に上手く演出されていると思う。選択肢や引出しを持っていない彼自身の狭小な世界は若さと純粋さの裏返しでもある。愛する家族との生活を守りたい、ただそれだけの為に殺人に走り総てを失っていく少年の姿は、愚直で浅薄かもしれない。だが彼にはそれしか選択肢がなかったのだ。それが酷く切なく哀しい。

少年犯罪というよりはサスペンスの方に重きがおかれている展開だが、少年の微妙に揺れ動く心情と幼さ故に彼が追い込まれていく過程もきっちり描かれている重いドラマだ。
全体のトーンは2時間ドラマで見た様な何だか古臭い感じもある。しかし丁寧な少年の心理描写によって二流のアイドル映画等とは一線を画した繊細な作品となっている。二宮が主演ということでB級アイドル物を想像したら大間違いだろう。

貴志祐介作の同名小説の映画化作品、監督は演出家の蜷川幸雄である。たいしたことない青春映画と思って甘く見ると出来の良さに驚くだろう。
因みにあややの演技はやっぱり厳しいが二宮は本当に上手いぞ。
【2004.10.02】

  ◆参考資料:蜷川幸雄

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