-何の参考にもならない映画評-
The Door into Summer
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 ★評価別Index : ★★★★★ ★★★★ ★★★☆ ★★★ ★★☆ ★~★★ 


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「69 sixtynine」
2005年 08月 25日 (木) 20:17 | 編集
 69 sixty nine

「69 sixtynine」 ★★★

(2004年日本)
監督:李相日
脚本:宮藤官九郎
原作:村上龍「69(シクスティナイン)
キャスト:妻夫木聡、安藤政信、金井勇太、加瀬亮、柴田恭兵
   ⇒ 公式サイト
   ⇒ 69 sixty nine@映画生活

良くも悪くも現代の観客が受け入れ易い青春アホ映画。
60年代の熱さとか政治色とか、そんなものは結局お飾り程度だ。

 映画の出来は悪いものではないと思う。村上龍の自伝的な小説の面白味やノリ、疾走感等はうまく表現されている。また、エネルギーは全部性的衝動が拠所なんだよ的な高校時代の悶々感♪も最高で、脚本のクドカンらしい独特なスピード感と当時の音楽も抜群にいい。

 ただしこの映画は完璧に宮藤官九郎という脚本家の色に染まった映画である。上っ面の面白さを追求することに終始しているが為に、見せかけは騒いでいる若者の中の未来への焦燥感や自分への苛立ち、或いは成長への布石は描写しきれていない。例え女にモテる為と称してバリ封に走ったとしても60年代を駆け抜けた世代が持つ時代性には拘って欲しかった。だがおそらく時代性に逡巡した瞬間同時にこの映画は相当パワーダウンしてしまうのだろう。
 若さが持つ爆発的なエネルギーと圧倒的なスピード感、これだけを観るなら本作は十分に表現できている。しかしその表裏として青春ドラマとしての深みが創出できているかというと、正直NOだ。そしてそれは宮藤官九郎という才気溢れた脚本家の強味でもあり弱味でもあるのではないか。

 結局これは村上龍の原作にあって映画にないものとは何かということを比較する無為な作業になってしまう。まぁ映画化された時点で原作云々言うのは良くないと思うし比較するべきではないだろう。要は楽しんだ者勝ちなのだ。
 だが、龍一流の笑える表現だけを映像化して薄っぺらな別物にしたのはやっぱりちょっと残念。不毛を承知で敢えて言わせて貰えば、ストーリー全体の収拾の為にも原作の鶏のエピソードは省略して欲しくなかったと思う。
 因みにフェスティバル名「朝立祭」、なんつぅ爽やかな命名w


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■原作本
69(シクスティナイン) 69(シクスティナイン)
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