-何の参考にもならない映画評-
The Door into Summer
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「アイデンティティー」
2005年 08月 24日 (水) 01:46 | 編集
 アイデンティティー コレクターズ・エディション 

「アイデンティティー」 ★★★
 
IDENTITY (2003年アメリカ)
監督:ジェームズ・マンゴールド
脚本:マイケル・クーニー
キャスト:ジョン・キューザック、レイ・リオッタ、 レベッカ・デモーネイ、アマンダ・ピート、ジョン・ホークス、アルフレッド・モリナ、クレア・デュヴァル、ウィリアム・リー・スコット、プルイット・テイラー・ヴィンス、ジョン・C・マッギンレー、ブレット・ローア、レイラ・ケンズル、ジェイク・ビューシイ

ネタバレ注意
巧妙なる脚本が秀逸である。
嵐の夜に一軒のモーテルに集まった11人の男女が一人ずつ謎の死を遂げる。あたかも「そして誰もいなくなった」的なサスペンスミステリーの設定であるが、実に現代社会に潜む心の闇を投影したエンディングが待っている作品だ。

この映画のようなラストでひっくり返す系のミステリーサスペンスは何気に多い。サスペンスを見慣れていればシーンのあちこちに出てくるヒントで、もしかしたら・・・とオチに気がつく人も多いかもしれない。
以下読みたい方は【】内を反転して下さい。
所謂多重人格障害(正確には解離性同一性障害)の犯人の心の世界に存在する危険な人格が様々な人格を抹殺していくという、どうにもやりきれないストーリーである。結局この主人公の全人格を統合する人格(キューザック)が死んでしまった時点で、殺人鬼の人格を消すことが不可能になってしまったのだ。
だがこの作品の場合所謂妄想オチとは少し次元が違う。またエンディングの面白さは解離性同一性障害の知識があるとないとでは随分変わってくるだろう。
因みに、解離性同一性障害とはアメリカに異常に多い症例らしい。この症状の患者のほとんどが幼児期に性的虐待経験者だというのも恐ろしい話だ。幼児期に与えられた精神的ダメージから自我を守る為に、虐待に耐える為の人格、それを癒す人格、暴力的な人格などが一人の人間の中に同時に存在し交代するという現代の病でもある。いい方向に向えば良心的な人格による統合が可能らしいが、本作のようなケースもあり得るとすれば、人間の心の弱さや脆さを感じずにはいられない話だ。


勿論オチがコレだと何度も繰り返して観る気にはならない。
しかし最後まで引っ張る謎解きのスリルといいよく練られた脚本といいなかなかよくできた作品だと思う。途中単なる妄想オチと突っ込んでしまう人は、一度症例についての本を読むことをお勧めしたい。一応自分の読んだ関連書籍については下記にLINKを張っておいたので興味のある方は是非w。
監督は「17歳のカルテ」「ニューヨークの恋人」のジェームズ・マンゴールド、小品ながらなかなか面白い作品だった。
しかしタイトルがネタバレなのがどうにもこうにもw
【2004.10.01】


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■参考文献及びジェームズ・マンゴールド作品
ニューヨークの恋人 特別編ウォーク・ザ・ライン 君につづく道 特別編17歳のカルテ コレクターズ・エディション


オリジナル・サウンドトラック「アイデンティティー」

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